新年おめでとうございます。
年末年始、皆様はどのように過ごされましたか?
私は紅白歌合戦での、B’zによる演奏終わったと見せかけてからの「LOVE PHANTOM」のイントロで興奮した事と、初詣で3歳の娘が引いたおみくじの「大福」が印象に残った年末年始でした。娘も日々言語力や自分で出来る事が増えていき、周りから色々な事を吸収しているんだなと感じるこの頃です。
子供のころは1年がとても長く、歳を重ねるとだんだんと早く感じていませんか?
これを「ジャネーの法則」と呼ぶそうです。歳を取るにつれ、人生における1年の比率が小さくなる為、体感として1年が早く過ぎるということです。
50歳の人間にとって1年は人生の50分の1ですが、5歳だと5分の1に相当するということです。
小さい頃は神様がいると信じていたり、見るもの知るもの聞くもの全てが初めてで、新しい発見や出会いが多くあり、新鮮で刺激がありました。
何もなくても夏休みやクリスマスという言葉だけで心が躍りその日を待ちわびており、不思議に夢をかなえてくれました。そんな刺激的な事や楽しみが多いと、一年は長く感じるそうです。
一方、多くの人が大人になると経験値が増し、同じ日々に慣れてしまい大きな刺激や小さな刺激に何も感じなくなります。子供の頃のように朝から興奮した状態で目が覚めたり、眠れないほど待ち遠しい一日など訪れる事もありません。平穏な毎日を過ごし、優しい気持ちでめざめた朝は少しハッピーにはなる程度です。
この法則だと、歳を取り、ただでさえ早い一年が年々短く感じていきます。とても恐ろしい事です。
では歳を取れば絶対的に加速していく時間に逆らう事なんて神に逆らう所業のように感じますが、そうではないらしいです。大人になっても奇跡は起こります。
新しい事を学ぶ時に脳の神経細胞が活性化し、血流量が増加し、脳のエネルギー消費量も増加する。このため脳の活動量が増えると、時間がゆっくり感じられるらしいです。脳が老化すると活動量が減少し、時間が早く感じられるということです。
必ずしも全ての方にあてはまるわけではありませんが、ジャネーの法則を打ち破るには毎日の行動に慣れないようにする事です。カーテンを開いて静かな木漏れ日の中で、同じ事を繰り返す日常になっていないか、学ぶ事を忘れていないか、見直してみる事が重要です。
言うは易く行うは難しですが、厳しさと優しさにつつまれたならきっとこういった事を頭の片隅に置けると思います。
3歳児の様に目にうつる全ての事が、耳に聞こえる全ての事がメッセージになるような一年にしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。