みなさま、お疲れ様です。MC事業部の丸尾です。
先月開催されたリーダー研修「プロフェッショナルについて」や「家政婦 タサン志摩さんから学ぶ」は、とても有意義な研修でした。
藤本先生、研修参加者そして研修準備に携わられた皆さま、ありがとうございました。
当日は初見のつもりで志摩さんの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の映像を視聴したのですが、帰宅後に調べてみると、家事関連の番組や、約1年前に放送されていた古民家への引っ越し特番で拝見した方だと気づき、「あの人か!」と驚きました。
私はもともとドキュメンタリー番組が好きなのですが、今回はその中でも皆さんにおすすめしたい番組を一つ紹介したいと思います。
それが、テレビ東京制作の「家、ついて行ってイイですか?」です。
ご存じの方も多いかと思います。
番組ディレクターが街頭で声をかけ、同意を得られた一般の方の帰宅に同行し、住居を訪問して話を聞いていく――という、とてもシンプルな構成の番組です。
出演交渉は、終電を逃した人や居酒屋・銭湯から出てきた人に「帰りのタクシー代をお支払いするので、家、ついて行ってイイですか?」と声をかけるのが基本スタイルです。
この番組の立ち上げ・演出・プロデュースを行っていたのが、現在はテレビ東京を退社し、YouTubeチャンネル「ReHacQ(リハック)」を運営している高橋弘樹さんです。
インタビュー対象は基本的に一般の方(素人)ですが、その中で語られる人生観や波乱の経歴、人柄がストレートに伝わり、思わず引き込まれてしまう回が多くあります。
ここでは「神回」と呼ばれる放送回を2つ紹介します。(※内容引用:Wikipedia より)
● 2016年12月28日放送(#69)
新小岩駅で声をかけた、代々木のゴミ屋敷に住む男性。
生涯で働いたのはわずか2年ほど。家族や知り合いもおらず、父の遺産で生活していた。
「君は家族はいるのか?」「子供が生まれれば生き甲斐ができるよ」と、ディレクターへ逆に助言するような言葉を語った。
孤独を楽しんでいるように見えた男性の、本音が垣間見えた回。
● 2019年5月15日放送(#155)
大宮駅でついて行った47歳男性。
明るく話しながらも、玄関には民事裁判の際に着たスーツ。
それは、3年前に15歳の娘を高齢ドライバーに轢かれ亡くした時のものだった。
事故の経緯を語りながら、「抱きしめたいよ」と涙を流した姿が印象的だった。
放送は池袋暴走事故の1ヶ月後で、SNSでは大きな反響を呼んだ。
重い内容もあれば、思わず笑顔になるエピソードもある。
まさに「テレ東クオリティ」とも言える、クセになる番組です。
長くなってしまい申し訳ありません。
ぜひお時間のある際にご覧いただければと思います。
自分の人生をそっと見つめ直してしまう、不思議な番組です。